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略縁起 年中行事

伽藍と庭園

本殿
お稲荷さんを祀った本殿は、間口18メートル、奥行き38メートル、高さ30メートルの総欅造りで、昭和5年の完成まで20数年の歳月がかかりました。その壮大な建築美は、全国無比木造建築といわれ、大きく被いかぶさるような偉容に思わず手を合わせてしまいます。京都の伏見稲荷、佐賀の祐徳稲荷とともに日本三大稲荷とされ、年間数百万人の参拝者が訪れます。
総門
この総門は、開創二百十余年後、明暦2年(1656年)の改築に次いで、現在のものは明治17(1884)年4月10日改築竣工したものです。総欅造り、銅板コケラ葺きの堂々たるもので、特に門扉は、如輪目(じょりんもく)の欅木一枚板で作られ、無類のものです。 新年には、平和と幸福を祈願する全国数百万の御信者の参拝が多く特に元旦は、総門が開かれると新しい年を境内で迎える善男善女で賑わいます。
鐘楼堂
豊川稲荷台本殿の落慶(完成)を記念して、昭和12年に作られました。
総檜材作りで近代の建造物としては優秀な結構として賞賛されています。
天井より吊される梵鐘は、戦時中にきょうしゅつされて久しく妙音を聞くことが絶えていましたが、終戦後戦没者の慰霊、世界平和および人類の福祉を祈願するために鋳造されました。
朝夕に打ち鳴らす妙音は、4キロ以上の遠方まで響き渡っています。
さらにその妙音は、しばしば「除夜の鐘」の音としてNHKを通じて全国に放送され、人々に親しまれています。
山門
天文5年(1536年)今川義元公が寄進した建物で豊川稲荷に現存する建物の中で最古の建物です。
屋根の形は豊川稲荷で唯一、丸瓦葺造りの形をしています。
寛政5年(1792年)に修理し、さらに昭和29年春、大修理が行われました。
左右の阿吽の仁王像は賞は41年に寄進されたものです。
法堂 (はっとう)
豊川閣妙厳寺の大本堂(禅宗では本堂を法堂という)で、本尊に、法祖寒厳義尹禅師入宋伝来の千手観音菩薩像が安置されていて、大法要や三時の勤行と諸行事を行う道場です。
文化10年(1813)春、改築後、天保年間に再建され瓦葺二重屋根で間口24メートル、奥行き20メートルの建物です。
立願所 (受付)
ご祈祷の受付所で、「家内安全」、「商売繁盛」、「交通安全」、「学業増進」、「心身堅固」その他諸々心眼成就のご祈祷願いを受けています。
参篭の御祈祷も受けている。毎月一回山内の精進料理で潔斎し、御祈祷を受けている御信者の方々も多いです。
最祥殿
立願所すぐ左手に位置します。
昭和4年竣工、総檜造りで、間口13間(23.6m)奥行き26間(47.27m)の日本式大建築物で、内部は400畳敷きとなり講中、団体などの信者やく千有余人の接待ができる大座敷です。
当時29世黙童禅師(もくどうぜんじ)の揮毫による「此處最吉祥」(このところもっともきちじょう)の大額が正面に掲げられているので、この建物が「最祥殿」と呼ばれています。
寺寶館
平成5年5月に完成しました。
延べ床面積1,700平方メートル、豊川稲荷に古くから保存されている、宝物の展示館で、国指定重要文化財の「地蔵菩薩像」や「大岡越前守」愛用の双六版など、興味あふれる収蔵品の数々が展示されています。

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